【02】
メルヘンチックな建物の正体は
この外観をデザインしたのはフンデルトヴァッサーという芸術家。彼がデザインしたウィーンの公営住宅が好評を得て以来、建築デザインの仕事も手掛けるようになりました。
【03】
壁面はキャンバス
用途上、相応の規模がある施設に不釣り合いな外観を施しているため、スケール感覚が掴みにくく、おもちゃのお城をそのまま拡大したような妙な印象を受けます。
【04】
不規則なデザイン
建築デザインのセオリーでは模様や目地、開口部の位置はピシッと合わせるものですが、この建物にそのような配慮は皆無。その自由気ままさが建築の素人である芸術家らしいところです。
【05】
エントランスの列柱
煙突の球体に窓らしきものが見えますがこれはフェイク。
【06】
実は暗い作風
名称 | シュピッテラウ焼却場 Fernheizwerk Spittelau |
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設計者(外観デザイン) | フリーデンシュライヒ フンデルトヴァッサー + ペーター ペリカン Friedensreich Hundertwasser + Peter Pelikan |
所在地 | ウィーン9区 |
用途 | ゴミ焼却施設 |
竣工 | 1992年 |
構造・規模 | 未確認 |
交通 | 鉄道:Franz-Josefs駅下車すぐ |
公開日:2002年10月5日、最終更新日:2011年6月11日、撮影時期:2002年1月
カメラ:Nikon COOLPIX 775(Photoshopで修正)