関連する建築物
このページでは門司区の三井物産関連の建物や、近隣の同時期のオフィスビルを紹介します。
旧門司三井倶楽部
住所:北九州市門司区港町7-1
設計:松田昌平
竣工:1921(大正10)年
備考:国指定重要文化財
もともとは門司の山側の谷町にあった三井物産のクラブハウス。戦後、社屋とともにこの館も国鉄の所有に移り、国鉄清算事業団を経て北九州市に譲渡されます。同市は谷町から門司支店の正面に建物を移築保存、現在は門司港レトロの観光客をもてなす観光施設として使われています。
設計は松田軍平の兄の松田昌平。つまり、移築によって兄弟が手掛けた三井の建物が向かい合わせに建つことになりました。
カボチャドキヤ国立美術館 / 旧三井物産寮・菱和荘
住所:北九州市門司区谷町2-6
設計:不詳
竣工:1907(明治40)年(諸説あり)
ユニークな名前ですが正体は私設の個人美術館で、元は三井物産の社員寮。同社は三井倶楽部の周辺に社宅街を造っていて菱和荘もそのひとつでした。
住所:北九州市門司区谷町2-6
設計:不詳
竣工:1907(明治40)年(諸説あり)
旧三井物産社宅
住所:北九州市門司区谷町2-6
設計:不詳
竣工:1907(明治40)年
備考: 現存せず
これも三井物産の社宅で、1棟を左右対称に二戸に分けるセミ デタッチド ハウスというタイプの住宅。近年まで一般住宅として4棟が残っていましたが、築100年の木造住宅を個人で維持するのは難しく、すべて解体されました。
住所:北九州市門司区谷町2-6
設計:不詳
竣工:1907(明治40)年
備考: 現存せず
門司郵船ビル(旧日本郵船門司支店)
住所:北九州市門司区港町7-8
設計:八島知
竣工:1927(昭和2)年
三井物産門司支店より10年ほど早く完成した当時としてはモダンなオフィスビル。門司港駅を降りると正面に郵船ビルを、右手に三井物産のビルを見ることになります。
竣工当時は装飾があったようですが現在は平滑な立面。しかし内部ではドア周りなどの装飾に当時の面影がうかがえます。
住所:北九州市門司区港町7-8
設計:八島知
竣工:1927(昭和2)年
竣工当時は装飾があったようですが現在は平滑な立面。しかし内部ではドア周りなどの装飾に当時の面影がうかがえます。