photo00
熊本県立装飾古墳館 ( 2/3 )
Kumamoto Prefectural Museum of Decorated Tombs
熊本県山鹿市、安藤忠雄、1992（平成4）年
photo201

【09】
photo202

【10】

ダイナミックな空間

建物は地上1階・地下1階で、エントランスを入ったところは地上1階です。ここからさらに円形ヴォイドに挿入されたスロープを通ってメインの展示室がある地下1階に下ります。
 
室内の展示室の他に円形ヴォイドが屋外展示場になっていて石棺などが置かれています。ここが建築空間では最大の見所。やはりこういうダイナミックな構成や空間の切り取り方、スロープの使い方にかけては、安藤氏は抜群に上手いですね。
 

photo221
photo220
photo204

【11】

公衆便所

photo222
写真11は駐車場の公衆便所で、これも安藤氏の設計です。右の写真は内部の吹き抜け。とても便所の中とは思えない静謐な空間が体験できます。また、駐車場の円形に対して古墳群の方には四角形の公衆便所があります。これらもお見逃しなく。
建物名

熊本県立装飾古墳館

Kumamoto Prefectural Museum of Decorated Tombs
設計者

安藤忠雄 / 安藤忠雄建築研究所

ANDO Tadao / Tadao Ando Architect & Associates
所在地

熊本県山鹿市鹿央町岩原3085
用途

博物館
竣工

1992（平成4）年
構造・規模

構造：鉄骨鉄筋コンクリート造

建築面積：1,448.83m2、延床面積：2,098.98m2

階数：地上1階、地下1階

面積は本館のみ。別館（増築）は含まない。
交通

車：九州自動車道 玉名IC・植木ICから約15分

バス：県立装飾古墳館入口下車（玉名駅から約50分）

参考文献

  1. 『新建築』1992年10月号、新建築社
  2. 『JA』10号 特集：くまもとアートポリス 建築の公共性、新建築社
  3. 『建築グルメマップ2 九州・沖縄を歩こう』エクスナレッジ
  4. 『建築MAP九州／沖縄』259頁、TOTO出版

リンク

  1. 熊本県立装飾古墳館 公式サイト
  2. 熊本県 ＞ くまもとアートポリス ＞ くまもとアートポリス参加プロジェクト一覧 ＞ 熊本県立装飾古墳館
  3. 安藤忠雄、装飾古墳 ウィキペディア
  4. 九州国立博物館 ＞ 装飾古墳データベース

公開日：2004年11月21日、最終更新日：2011年7月9日、撮影時期：2003年11月
カメラ：Nikon COOLPIX775（Photoshopで修正）

inserted by FC2 system