【02】
神ノ島の歴史
右の写真は神ノ島南端の岩場に戦後建立されたマリア像。その右奥が高鉾島です。
【03】
長崎港の入口に佇む白亜の教会
構造はレンガ造で、外壁がしっくい仕上げになったのは戦後といわれています。集落を見下ろす斜面に、海を臨んで佇む白亜の教会という景観が実に魅力的です。その様子は、港町長崎の海の安全を守っているとも、キリスト教が伝来した遙か西の彼方を見つめているともいえるでしょう。
筆者が訪れたときは中に入れませんでしたが、平面は三廊式で天井はリブ ヴォールトで構成されています。
建物名 | 神ノ島教会 Kaminoshima Church |
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設計者 | 不詳 |
所在地 | 長崎市神ノ島町2-148 |
用途 | 教会(宗派はカトリック) |
竣工 | 1897(明治30)年 |
構造・規模 | 構造:レンガ造 |
交通 | 車:国道202号線 > 県道236号線 > 神ノ島町、または 国道499号線 > 女神大橋 > 神ノ島町 バス:長崎バス 神ノ島教会下バス停下車 |
備考 | 長崎県指定有形文化財 ここは信仰の場です。見学の際は教会や信者の方々の迷惑とならないよう十分な配慮をお願いします。現地で注意事項を確認の上、その指示に従ってください。 |
リンク
- 長崎県東京事務所 > 大いなる遺産ながさきの教会 > 神ノ島教会
- 長崎の教会 > 長崎南地区 神の島教会
- 旅する長崎学 > 神ノ島 巡礼の旅、教会巡礼のマナー
- @nifty:デイリーポータルZ > 神の島に行ってきた
参考文献
- 『九州・沖縄を歩こう! 建築グルメマップ2[九州・沖縄編]』287頁、エクスナレッジ
- 『三沢博昭写真集 大いなる遺産 長崎の教会』三沢博昭、発行 智書房、発売 青雲社
- 『別冊太陽119号 日本の教会を訪ねて』平凡社
補註
- 神ノ島公園には明治時代に築かれた砲台の跡が、また神ノ島の西にある四郎ヶ島(陸路で行ける)には幕末の台場(砲台)の跡が残っている。戦跡や近代化遺産に興味がある方はそちらの見学もお勧めする。
公開日:2011年2月5日、最終更新日:2011年2月5日、撮影時期:2005年10月
カメラ:Nikon D50(Photoshopで修正)