【02】
九州の山奥にできた本格的なレーシングコース
その後、債権者のゼネコンが運営するも行き詰まり地元自治体に無償譲渡。第3セクターやボランティアで運営を続け、2005(平成17)年に川崎重工がコースを買収しました。現在は、国内の有力レースが開催されたり九州のモータースポーツファンが走行するなど、バブルの遺産ながら経営は比較的上手くいっています。
【03】
建築的な特徴
建物は2階建てで1階はピロティ、2階は観戦に特化した全面ガラスになっています。ガラスが傾斜しているのは、太陽の反射光がドライバーの目に入らないようにするため。
【04】
【05】
フェスティバルガーデン
写真は濃霧のせいで分かりにくいのですがかなり広大な空間。しかも人っ子一人いないので「バブルの夢の跡」の寂寥感を強く感じたものでした。
名称 | オートポリス ロイヤル スタンド Autopolis Royal Stand |
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設計者 | アーキテクトファイブ ARCHITECT 5 PARTNERSHIP |
所在地 | 大分県日田市上津江町上野田(オートポリス敷地内) |
用途 | 観覧席 |
竣工 | 1991(平成3)年 |
構造・規模 | 構造:鉄骨造、階数:地上2階・塔屋2階 建築面積:3,312.00m2、延床面積:5,353.20m2 面積は2棟の合計 |
交通 | 交通手段は車のみ。ルートは公式サイトを参照。 |
備考 | 見学の際はレース関係者に迷惑をかけないようお願いします。 |
参考文献
- 『新建築』1992年1月号、新建築社
- 『九州・沖縄を歩こう! 建築グルメマップ2[九州・沖縄編]』298頁、エクスナレッジ
リンク
- オートポリス 公式サイト
- オートポリス ウィキペディア
- ARCHITECT 5 PARTNERSHIP > Project > 建築 1986-1992 No.010
公開日:2002年11月26日、最終更新日:2011年8月7日、撮影時期:2002年10月
カメラ:Nikon COOLPIX775(Photoshopで修正)