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セント キャサリン ドックの可動橋群 ( 2/5 )
Movable Bridges of St Katharine Docks
ロンドン
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【201】左:可動橋1、右:閘門の扉
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Google マップのキャプチャ

閘門とは

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可動橋1の隣にある閘門の扉

可動橋1は、セント キャサリン ドックの出入口である閘門(こうもん)の外側(テムズ川の方)に架かっています。閘門とは、地形の起伏や干満の差などで水位が異なる水面に船を航行させるための土木施設です。閘室(こうしつ)と呼ばれる短い水路に船を入れて両端を扉で閉鎖、ここに注水・排水して高低どちらかの水位に合わせることで、船の上下移動を行います。
 
ロンドンはテムズ川の河口から約90kmの位置にありますが干満の差が大きく、ドック内の水位を一定に保つには閘門が必要なのです。左の航空写真では分かりにくいのですが、可動橋1・2の隣に閘門の扉があります。
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【202】

シンプルな跳ね橋

手持ちの資料によると、おそらく1980年代末頃まで、可動橋1の場所には後述する可動橋3のようなクラシックな跳開(ちょうかい)式可動橋(跳ね橋)が架かっていましたが、筆者が訪れたときは、同じ跳開式でも極めてシンプルなものに架け替わっていました。橋桁を動かす仕組みが外部に現れておらず、一見しただけでは可動橋とは気付かないほどです。“可動橋らしさ”に期待すると面白味に欠けますが、洗練されたディテールは見る価値があります。
 
写真202は橋梁越しにテムズ川を見たところ。対岸中央の白い建物はデザイン ミュージアム、右端はバトラーズ ワーフです。どちらもコンラン卿がリノベーションしています。

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【203】

閘門と2つの可動橋

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写真203は閘門を見通したところ。水路のように見える部分が前述した閘室です。向こう側の赤い橋が可動橋2、その下に内側の閘門扉が少しだけ見えています。右の写真は可動橋1とタワー ブリッジ。スケールが大きく異なる2つの跳ね橋の対比。

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