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スライドショー 23枚

城野団地 住棟番号・階数表示

住棟番号

通常、団地の住棟番号は1号棟から2・3・4… とひとつずつ数字が上がっていくものだが、100・200・300… や1000・2000・3000… という風に100や1000の単位で番号が付けられた事例もある。城野団地はこの番号の付け方がより一層複雑だ。まず低層棟メゾネットに10・20・30~100号棟と番号が割り当てられたのに続き、低層棟フラットが1100・1200~1600号棟と100単位の4桁で、さらに中層棟が17・18~27号棟と1単位の2桁で続き、最後は低層棟メゾネットの270~290号棟で終わる。

これを航空写真にプロットすると右の通り。つまり、1〜29の住棟番号はおおむね南側から順に付けられているものの、その桁や単位は住棟のタイプによって切り替わるのである。なお、「27」については中層棟の27号棟と低層棟メゾネットの270号棟とでなぜか重複している。

竣工時の住棟番号は中層棟は塗装で、低層棟はモザイクタイルで、いずれも妻側(住棟の側面)の上部に描かれている。そして、2012(平成24)年に行われた改修工事の際、元の番号も残しつつ、新たな番号が、極端に大きなサイズや数字を完全には描かないなどユニークなグラフィックデザインで描かれた。ただ、10〜60・1100〜1400・21・24〜26号棟が解体されて番号の連続性が切れたため、解体後の状況だけを見ると住棟番号はバラバラで意味不明にしか映らないだろう。そこでこのページに記録を残す次第である。

Googleマップ

Googleマップ(写真モード)のキャプチャに付記
オレンジ系:低層棟メゾネット、 ブルー系:低層棟フラット、 グリーン系:中層棟。番号の色が薄いのは解体住棟を意味する。

階数表示

階数表示は、中層棟の階段室に2〜5階の数字が掲げられている(1階は無し)。これは団地の竣工当時からのもので、改修時に塗装をやり直してそのまま用いている。スライドショーでは書体が特徴的な2・3階について掲載する。

データ

撮影:2005(平成17)年4月、2011(平成23)年10月、2014(平成26)年1月・8月

作成日:2014/9/11、最終更新日:同左

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