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城野団地 内部 ダブルルームプラン

概要

ダブルルームプランは、2014(平成26)年に行われた城野団地のリノベーション事業において改修された6タイプのひとつである。5階建て中層棟の住戸で、平面(間取り)は2DK。床面積は36.54m2。

右図の居室01と居室02はもともとフスマで仕切られた畳の続き間だったが、両室ともフローリングにした上でフスマを固定の間仕切り壁に、ダイニングキッチン側は開き戸に変更し、あえて独立性の高い個室とした(写真01〜02)。ルームシェアでの利用や、用途で使い分ける利用を想定したプランニングである。

ダイニングキッチンは、キッチンセットの更新や洗濯機置き場の新設といった変更点はあるが、基本的にはリノベ後も従来の平面計画を継承している。ポイントとしては、竣工当時の造り付けの食器棚を白く塗装してそのまま活用したことが挙げられる(写真03)。食器棚としては収納力がやや物足りないのだが、昭和30年代はこの程度で十分だったのだろう。つまり、この食器棚はその後の一般家庭の所有物がいかに増えたかを物語っているともいえる。食器棚の部分は造作家具のキッチン側上半分で、反対側(玄関側)の下半分は下足入れや傘立てになっている(写真04)。

平面図
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【01】
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【02】
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【03】
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【04】

データ

設計:OpenA + らいおん建築事務所 + 北九州家守舎 三社共同体
竣工:2014(平成26)年
撮影:2014(平成26)年8月

リンク

  1. UR賃貸住宅 九州・沖縄エリア城野団地城野×リノベーションプラン

作成日:2014/10/2、最終更新日:同左

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