黄金団地
概要
住棟配置は基本的に南面平行だが、敷地形状の都合で北端の1棟はやや角度が振られていた。小規模ながら、住棟間の中庭にはそれぞれプレイロット(小公園)や植栽があったり、管理人室(清掃員詰所に転用)や集会所があるなど、住環境はきちんと整備されていた。住棟そのものは標準設計だが(タイプは未確認)、バルコニーの手すりに独自性が見られる。また、住棟番号が100から400まで100単位になっているのは公団九州支所の特徴である。
黄金団地は住民の退去完了後、2013(平成25)年に土地・建物ごと民間に売却され、同年中に解体された。跡地は戸建て住宅地になる予定だ。
データ
住所:福岡県北九州市門司区中二十町10
竣工:1957〜1968(昭和32〜43)年
撮影:2006(平成18)年4月、2010(平成22)年5月、2014(平成26)年1月
備考:現存せず
作成日:2011/10/17、最終更新日:2014/1/26 説明文を全面改訂、写真の追加と一部削除