大谷団地
概要
敷地は南北に延びた長方形。その中央部を頂点として南北両側に下がる傾斜地がヒナ壇状に造成されて、南面平行に住棟が並んでいる。北向き傾斜地の団地は少々珍しいのではなかろうか。傾斜地のために変化に富んだ景観が味わえるが、高齢化が進む中でこの高低差はバリアになってしまうだろう。敷地内の高低差をできるだけ抑えるために盛土したらしく、南北両端には間知石の擁壁が築かれている。また、団地の周囲の道路はかなりの急坂だ。
URは大谷団地については「団地再生(集約化)」の方針を表明。2000年代中頃に改修工事が行われ、2013年末の時点で住棟・給水塔とも良好な状態が維持されている。
データ
住所:福岡県北九州市戸畑区菅原4-1
竣工:1956〜1960(昭和31〜35)年
戸数:256戸
リンク
作成日:2014/1/1、最終更新日:同左