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池島炭鉱の住宅

池島炭鉱の住宅

概要

長崎市の外海(そとめ)町は、県内各地に点在した「かくれキリシタン」の潜伏地のひとつで、禁教時代の信者の受難を描いた遠藤周作の小説『沈黙』の舞台として知られている。その沖合に浮かぶ池島はかつて炭鉱で栄えていた。
 
池島炭鉱は戦後に開発された比較的新しい炭鉱だ。島内に鉄筋コンクリート造の炭鉱住宅が建ち並んでいる点は端島(軍艦島)と同じだが、端島よりは大きな島なので町並みにはゆとりがあり整然としている。ただし、最盛期には8千人を数えた人口も2001(平成13)年の閉山後は流出し、人通りはほとんど絶えてしまった。

炭鉱住宅は4階建ての中層棟が多く、一部に2〜3階建ての住棟が、さらに島の奥には独特なデザインの8階建て高層棟がある。
 
なお、池島炭鉱の竪坑櫓などについては「土木・産業>炭鉱」カテゴリーで紹介しているので併せてご覧いただきたい。

データ

住所:長崎市池島町
竣工:昭和30年代?

リンク

  1. 池島炭鉱 住宅編 筆者が「建築マップ」に公開した記事。こちらの方が詳しい。
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