タイトルロゴ


スライドショー 11枚

飯塚市弁分の炭鉱

概要

飯塚市弁分(べんぶん)地区の空き地に炭鉱の遺構が残っている。「ちくまえ」さんのブログによると、近辺には弁分炭鉱や小正炭鉱があったとのことだが、この遺構がふたつのどちらか、それとも別の炭鉱なのかは、ちくまえさんも特定できていない(リンク1)。よって、とりあえず「飯塚市弁分の炭鉱」と呼ぶことにする。

遺構は形状から巻上機台座、つまりワイヤーを巻き取る機械を設置するための基礎構造物だと思われるが、裏付けは取れていない。構造は鉄筋コンクリート造で、外観を見る限り施工レベルは比較的高いことから、戦後の構造物である可能性が高いだろう。もっとも、それが炭鉱の開坑時期と同じとは限らない。また、巻上機台座だとすると、すぐ近くに斜坑口をはじめとする関連施設があったはずだが、それらの痕跡は確認できなかった。おそらく、台座があまりにも頑丈なのでコスト的に解体をあきらめたのだろう。台座だけが残っているケースは筑豊では珍しくない。

データ

住所:福岡県飯塚市弁分
竣工:不明
撮影:2011(平成23)年2月

inserted by FC2 system