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三池炭鉱 宮浦坑 煙突

概要

宮浦坑のレンガ造煙突は、第一竪坑櫓の巻上機を動かす蒸気機関の排煙用として1888(明治21)年に竣工した。同年には官営三池炭鉱が三井に払い下げられており、宮浦坑は官営時代に建設された最後の坑口である。第一竪坑櫓は戦後に解体されたので(公園内にある基礎はモニュメント)、この煙突は数少ない三池炭鉱初期の遺構ということになる。さらに、国内の炭鉱遺構を見渡しても、レンガ造煙突は宮浦坑の1本と田川炭鉱伊田坑(福岡県田川市)の2本しかおそらく残っていない。

煙突の高さは31.2m、基部の直径は4.3m。宮浦坑の遺構ではこの煙突だけが国登録有形文化財である。

データ

撮影:2014(平成26)年5月

作成日:2014/10/17、最終更新日:同左

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