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三池炭鉱 宮浦坑 大斜坑

概要

1924(大正13)年に竣工した宮浦坑最初の坑口は「大斜坑」と呼ばれ、1968(昭和43)年に宮浦坑が閉坑されるまで使用された。現在は閉塞された坑口、プラットホーム(人車乗り場)、複線のうち片方の軌道、これら3点が保存されている。プラットホームの上屋は閉山後、宮浦石炭記念公園が整備されたときの建設だろう。また、坑口の扁額が操業当時のものか公園整備時に付けたのかは分からないが、操業当時だとしても大正時代のものではあるまい。

これで巻上機とその建屋も残っていれば申し分ないのだが、残念ながら解体済みだ。とはいえ、プラットホームに人車が置かれて操業時代の雰囲気をうかがうことができる点は素晴らしい。三池炭鉱で斜坑がきちんと残っているのは宮浦坑と三川坑のみ。今のところ三川坑は年に一度の公開日以外は立ち入り禁止なので、斜坑が常に見られる宮浦坑の重要性は高い。

データ

撮影:2014(平成26)年5月

作成日:2014/10/17、最終更新日:同左

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