志免炭鉱 酒殿坑
概要
志免炭鉱の竪坑櫓からボタ山を挟んだ反対側に、同炭鉱に付属する酒殿(さかど)坑という坑口の遺構が残っている。酒殿坑は1941(昭和16)年に排気坑として開坑、志免炭鉱が閉山した1964(昭和39)年に同坑も密閉された。その後、訓練用に使われたとの記録がある。また、近くには酒殿排気竪坑もあった。
酒殿坑は遺構の形からおそらく斜坑と思われるが、地下に延びるトンネル構造部は解体され、坑口の枠組みだけが更地の片隅に残っている。なぜ中途半端にこれだけ残したのかは分からない。
データ
住所:福岡県糟屋郡粕屋町酒殿
竣工:不明
撮影:2010(平成22)年4月
作成日:2013/1/2、最終更新日:2013/1/4 名称と文章を訂正