女子畑発電所
概要
女子畑(おなごはた)発電所は日田市の玖珠(くす)川沿いにある水力発電所だ。大正時代に九州水力電気が建設した同発電所は、九州における初期の水力発電所を代表する存在である。電力再編を経て戦後は九州電力が所有している。
白い矩形の建物はモダニズム デザインのように見えるが、縦長・アーチの開口部が並んだ立面はそれ以前のスタイルだ。建築ガイド(下記参照)の記述によると「地下部分は石造、外壁はレンガ造で内部に鉄筋コンクリートの柱がある」とのこと。つまり組積造と鉄筋コンクリート造の混構造であり、技術史的にも興味深い建築である。
データ
住所:大分県日田市天瀬町女子畑
竣工:1913(大正2)年
撮影:2006(平成18)年8月
参考文献
- 『九州・沖縄を歩こう! 建築グルメマップ2[九州・沖縄編]』エクスナレッジ
作成日:2013/2/16、最終更新日:同左