瀬高町の倉庫

概要

鹿児島本線の瀬高駅は、佐賀線や九州肥筑鉄道が分岐していたり、直接つながってはいなかったが駅前に柳河軌道の始発駅があるなど、交通の要衝だった。しかし、やがて鹿児島本線以外は廃線となり駅周辺のまちなみも賑わいを失う。瀬高駅の近くには、数棟のレンガ造や鉄筋コンクリート造の倉庫建築が廃墟状態で残っている。その中から最も見応えのあるレンガ造倉庫を紹介する（ただし、2010（平成22）年頃に解体された模様）。

この倉庫は3つの切妻屋根が連なった形で、両側が大きく中央が小さい。屋根が崩落し、内部に樹木が育っていたことから、廃墟化してかなりの年月が経っていたようだ。建設時期は不明。近くに「KA」と刻印されたレンガが落ちていたがメーカーは特定できず、この倉庫のものかどうかも分からなかった。

データ

住所：福岡県みやま市瀬高町下庄
竣工：不明
撮影：2007（平成19）年8月
備考：現存せず

作成日：2012/9/22、最終更新日：同左