陸軍被服支廠倉庫
概要
軍都だった広島市には、兵器支廠(兵器工場)、被服支廠(軍服・軍靴の工場)、糧秣支廠(缶詰工場)の3施設が建設された(陸軍三支廠という)。このうち、兵器支廠の建物は現存せず、糧秣支廠はその一部が郷土資料館にリノベーションされて現存、そして被服支廠は倉庫が放置されたまま残っているという状況だ。
外観上、被服支廠倉庫はレンガ造に見えるが、実際は鉄筋コンクリート(RC)造にレンガを貼っている。戦争遺跡としてはもちろん、我が国初期のRC造建築としても貴重なものである。
データ
住所:広島県広島市南区出汐2
竣工:1913(大正2)年
撮影:2006(平成18)年8月
リンク
- 旧陸軍被服支廠倉庫 建築マップ