城井掩体壕群
概要
城井掩体壕群(じょういえんたいごうぐん)は戦時中に建設された宇佐海軍航空隊基地の戦闘機格納庫である。9基の小型掩体壕と1基の大型掩体壕が現存しており、そのうち小型の1基は市の史跡として保存整備されて、それ以外は民家の倉庫などに利用されている。掩体壕は各地に残っているが、10基もの数がまとまっていてそのすべての外観が見学できる宇佐市の掩体壕群は、たいへん貴重な戦争遺跡である。
掩体壕は鉄筋コンクリート造のドーム型構造物で表面は偽装のため土で覆われている。年月が経過して草木が生い茂った外観は古墳のようにも見える。
データ
住所:大分県宇佐市大字城井 他
竣工:1943(昭和18)年
撮影:2005(平成17)年8月
リンク
- 城井掩体壕群 建築マップ(スライドショーは本稿と同じ)