ウェストミンスター宮殿(英国国会議事堂)
The Palace of Westminster
概要
当地にイングランドの王宮が建設されたのは11世紀のことで、1295年に初のイングランド議会が宮殿内で開かれて以降、王の住居のまま議会はおおむね宮殿で開催されるようになった。そして1529年、時の国王ヘンリー8世がホワイトホール宮殿に移ったことで、王と議会の同居状態が終わる。この建物が国会議事堂でありながらウェストミンスター宮殿と呼ばれるのは、このような歴史による。
しかし、1834年の大火で一部を除き宮殿の大部分が焼失してしまう。再建にあたってはチャールズ バリーによるゴシック リヴァイバル様式のデザインが採用されて、1860年に主要部分が竣工した。隣接するウェストミンスター アビーとともに、壮大なゴシック建築の街並みを形成している。
なお、宮殿のシンボルである時計塔ビッグベンはチャールズ バリーの設計ではない。また、第二次大戦中、ドイツ軍の爆撃で一部が破壊されたため、ジャイルズ ギルバート スコットによって再建された。
データ
住所:イギリス ロンドン
設計:チャールズ バリー 他
竣工:1860年
撮影:2004年9月
備考:世界遺産
リンク
- UK Parliament 公式サイト
- ウェストミンスターとビッグベン All About
- ウェストミンスター宮殿 ウィキペディア
作成日:2012/1/1、最終更新日:同左