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筑豊市場

概要

筑豊(ちくほう)市場は北九州市八幡東区の茶屋町にある市場だ。付近一帯は戦前から栄えていたところで、筑豊市場の位置は明治時代に九州鉄道大蔵線が通っていた。市場の建設時期は分からないが、おそらく戦前からあったと思われる。市場を大きく分けると、木造アーケードが架かる狭い通路と、鉄骨造アーケードが架かる広い通路の部分で構成されている。街区内に密集する木造家屋と狭い通路が建設当初の部分で、前面道路の鉄骨造アーケードは戦後の建設だろう。また、近くでは行商が道路上で商売する昔ながらの市(イチ)も行われている。

福岡県内陸部の筑豊の名を冠する市場がなぜ北九州市にあるかというと、この辺りが近世の行政区分である筑前(ちくぜん)国と豊前(ぶぜん)国の国境だったからとのこと。付け加えると、そもそも筑豊は明治以降に筑前と豊前の頭文字をとって生まれた地域名であり、江戸時代に筑豊という国はなかった。

データ

住所:福岡県北九州市八幡東区茶屋町1
竣工:戦前か戦後初期と思われる
撮影:2010(平成22)年4月

リンク

  1. アーケード商店街の写真館筑豊商店街・筑豊市場

作成日:2013/12/13、最終更新日:同左

左から昭和市場、筑豊市場

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