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黄金市場

概要

福岡県北九州市の黄金(こがね)地区は、市中心部の少し南に位置する。ここに市場ができたのは1934(昭和9)年頃。現在の市場は戦後初期に形成されたようだ。現地には「黄金市場」と「黄金商店街」というふたつのサインが混在しているが、公式サイトによると2011(平成23)年に「こがね市場」で表記を統一したとのこと。なお、当サイトは漢字表記の「黄金市場」とする。

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市場内には2種類のアーケードがある。ひとつは市場のメインストリートに架かる鉄骨造アーケードで、1989(平成元)年に改装されたもの。もうひとつは木造アーケードで、これは鉄骨造アーケードと国道3号線に挟まれた木造家屋群の中を通っている。狭い通路の両側に生鮮食料品や衣料品などの店舗が並ぶ濃密な空間だ。

ただし、木造アーケードと述べたものの、通路の天井に露出している梁・桁は実際は鋼材であり、天井板が木製というのが実情である。ところが、現況の通路の天井は1階部分を覆っているが、外部から市場を見下ろすと、従来の通路は2層分の吹き抜けだったことが分かる。この元々の屋根は明らかに木造だ。したがって、現況の天井は後年に何らかの理由で設置したのだろう。

データ

住所:福岡県北九州市小倉北区黄金1
撮影:2010(平成22)年2月

リンク

  1. 黄金市場 公式サイト

作成日:2014/9/3、最終更新日:同左

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