三角市場

概要

三角市場は福岡市中央区の西鉄薬院駅近くにある飲み屋街だ。もともとは別の場所にあって、そこが三角形の土地だったので三角市場という名前が付いたらしく、昭和25年頃に今の場所に移転してからも同じ名前で続いている。「市場」というものの、昔はどうだったか分からないが現在は飲み屋を中心とした飲食店街になっている。

建物は木造2階建てで、道路に面して3層分の高さの壁面が立ち上がっている。屋根が目視できないのではっきりとは分からないが、おそらく片流れの屋根が内側にあるのだろう。内部にも飲食店が連なり、通路の上には木造アーケードが架かっている。同じ中央区にある赤坂門市場はシャッターが目立っていたが、三角市場はどの店も営業しているようだ。マンションやオフィスビルが集中する市街地だけに、飲食店の需要は底堅いのだろう。また、昭和のノスタルジー感が漂う空間も客を惹き付けているに違いない。

データ

住所：福岡市中央区渡辺通2
竣工：1950（昭和25）年頃
撮影：2010（平成22）年2月、2012（平成24）年4月

リンク

1. 建築マップ ＞ 三角市場　本稿とほぼ同じ内容だが写真は大半を差し替えている。

作成日：2013/7/7、最終更新日：同左