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赤坂川橋梁

概要

赤坂川橋梁は、鹿児島本線の弥生が丘駅~田代駅間に位置するレンガ造のアーチ橋である。鹿児島本線は、九州鉄道の本線として1889(明治22)年にまず博多駅~千歳川仮駅(現在の佐賀県鳥栖市)間にて単線で開業した。赤坂川橋梁付近の複線化は1921(大正10)年のこと。現在の姿は複線化に伴う拡幅工事後の状態で、上下線のどちら側が単線開通部分/拡幅部分かは未確認だが、少なくとも片側は九州で最初に造られた鉄道構造物のひとつである。

博多駅~千歳川仮駅の開通当時の構造物といえば、旧線部分に残る城山三連橋梁(福岡県筑紫野市)が有名だが、現在の鹿児島本線の博多駅から鳥栖市にかけても、最初期の橋梁が現役で残っており、特に三連アーチの赤坂川橋梁は本来なら城山三連橋梁と並び称されてよい程の構造物だ。しかし、赤坂川橋梁は周囲を建物に囲まれて存在が分かりにくい上、接近ルートに雑草が生い茂っている、河川が汚れているなど、気軽に見学できる状況ではないのが惜しまれる。

データ

住所:佐賀県鳥栖市永吉町
竣工:1889(明治22)年頃
撮影:2014(平成26)年1月

リンク

  1. 石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋鉄道煉瓦橋梁鹿児島本線 > 佐賀県 赤坂川橋梁
  2. 宮様の石橋佐賀鳥栖市


作成日:2014/3/1、最終更新日:同左

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