舞鶴跨線橋跡
概要
舞鶴橋梁は鹿児島本線 教育大前駅にある跨線橋である。昔の街道筋である赤間街道に位置し、橋の南側には赤間宿と呼ばれる古いまちなみが残っている。当初、この橋はレンガ造アーチで建設されたが、昭和30年代の鹿児島本線電化に際して架線が干渉するためにアーチは撤去され、コンクリート桁橋に架け替えられた。今も線路の両側にレンガ橋梁の痕跡を見ることができる。
立体交差において、線路が道路・水路の上を通る形でのレンガアーチは珍しくないが、道路の方が線路の上を通る跨線橋がレンガアーチというケースは稀である。舞鶴橋梁はその数少ない事例だった。当サイトで紹介しているものとしては、道路橋と水路橋が一体化した呼野跨線橋というレンガアーチ橋が日田彦山線にある。
データ
住所:福岡県宗像市赤間6
竣工:1890(明治23)年頃
撮影:2010(平成22)年5月