島内第3橋梁
概要
島内第3橋梁は鹿児島本線の水巻駅～遠賀川駅間に位置する橋梁である。鹿児島本線は九州鉄道の本線として博多駅からまず南に延び、1889（明治22）年に筑後川の手前の千歳川仮駅までが開業。次は北に延びて1890（明治23）年に遠賀川の手前の遠賀川駅まで、その翌年に門司駅（現在の門司港駅）まで単線で開通した。島内第3橋梁は門司駅延伸時の区間に含まれる。複線化は1913（大正2）年だ。
構造形式は1スパンの桁橋（ガーダー橋）で、レンガ造の橋台に鋼製桁が載っている。部材が邪魔で銘板は目視できなかったが橋桁は後年の架け替えだろう。一方、橋台を目視した限りでは壁面に継ぎ目は見られない。つまり、単線幅の橋台を複線化の際に拡幅したのなら中央にその痕跡があるはずだが確認できなかった。ということは、島内第1橋梁の記事で述べたように、桜渕川橋梁は路線が複線化した1913（大正2）年頃の竣工ではなかろうか（確証無し）。
データ
住所：福岡県遠賀郡水巻町立屋敷1
竣工：1913（大正2）年頃または1891（明治24）年頃
撮影：2011（平成23）年9月
作成日：2013/4/19、最終更新日：同左
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