パディントン駅(ロンドン地下鉄)
Paddington Underground Station
概要
世界で最初の地下鉄はロンドンの地下鉄で、1863年にパディントン駅~ファリンドン駅の約5.6kmが開業した。この区間は現在もハマースミス&シティ線の一部として使われている。資料での裏付けは取れていないが、パディントン駅のレンガ造擁壁や吹き抜けに架かる跨線橋、鉄骨梁とその上の部分は開業当時のままと思われる。
初期の地下鉄は開削工法、つまり地表から凹状に掘る方式で建設された。路線の大部分は上部を塞いでトンネルを構築したが、駅や路線の数カ所は上部を開放した吹き抜けになっている。初期の地下鉄は蒸気機関車が走行していたのでその排煙のためだ。電化後も吹き抜けが残っているのは換気のためだろう。
データ
住所:イギリス ロンドン
竣工:1863年
撮影:2004年9月
リンク
- パディントン駅(ロンドン地下鉄) 「建築マップ」に掲載した筆者の記事。写真は本稿と同じだが説明はやや詳しく述べている。
- パディントン駅、ロンドン地下鉄 ウィキペディア
作成日:2013/1/19、最終更新日:同左