タイトルロゴ


スライドショー 20枚

宮地岳〜津屋崎(廃止直前)

概要

2007(平成19)年3月に一部区間が廃止された旧宮地岳線のうち、このページでは廃止直前に撮影した宮地岳~津屋崎駅間の写真を掲載する。

博多湾鉄道汽船が1925(大正14)年に宮地岳線を開業した当初、その終点である宮地岳駅は現在の宮地嶽神社第2駐車場付近に位置していた。1951(昭和26)年に津屋崎駅まで延伸した際、西鉄福間〜宮地岳間の途中で軌道が変更されて宮地岳駅も移転した。なお、初代宮地岳駅に向かう旧線については別ページで取り上げている。

このような経緯で2代目宮地岳駅は1951年に開業した。宮地嶽神社の参道は海に向かって一直線に延びており、駅舎はその沿道に位置していた。もちろん参拝客の利便性を考えてのことだろう。廃止時の駅舎が1951年当時のものかは確認できていないが、瓦葺きの切妻屋根という他の駅と異なるデザインから、当時の駅舎を改修して使い続けていた可能性は高いと見られる。また、正月は宮地嶽神社の初詣客で混雑するため、臨時改札口が設置されていた。ホームは1面1線。

線路と参道が交差していたので、神社の階段の上から参道と軸線上の玄界灘や相島、そして踏切を通過する電車を同時に捉えることができた。余談だが、宮地岳線が新博多/千鳥橋駅まで通じていた昔は、箱崎宮(福岡市東区)の参道と線路も踏切で交差していた。津屋崎駅周辺は旧津屋崎町(2005・平成17年に旧福間町と合併して福津市に)の中心部ということもあり、同駅に近付くにつれて沿線は再び住宅が増えてくる。

津屋崎駅は上述の通り路線の延伸に伴い1951年に開業した。廃止時の駅舎が開業当時のものかは不明。ホームは1面2線である。また、構内には「電車延伸記念」の石碑がある(廃止後もこれだけは現存)。

データ

住所:福岡県福津市
撮影:2007(平成19)年3月

リンク

  1. 宮地岳駅津屋崎駅 ウィキペディア


作成日:2013/6/17、最終更新日:同左

inserted by FC2 system