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スライドショー 17枚

西鉄300形電車

概要

西日本鉄道(西鉄)の300形電車と総称される形式は、詳しく分けると300形・303形・308形の3タイプが存在するが、本稿では303形と308形について紹介し、九州鉄道(西鉄の前身会社)が1939(昭和14)年に導入した300形については取り上げない。また、筆者には303形と308形の区別が付かないので、本稿ではこの両者をまとめて300形と記す。なお、同じく300台の313形については別の記事で紹介している。以上を最初に断っておく。

300形は1948(昭和23)年から西鉄大牟田線(現・天神大牟田線)に順次導入された電車である。製造は近畿車輛、汽車製造、日本車輌製造、川崎車輛(現・川崎重工業)の4社が担当した。1978(昭和53)年に一部の編成が宮地岳線(現・貝塚線)に転属、残りの編成も1980年代に転属した。2007(平成19)年に宮地岳線の一部区間が廃止された上で貝塚線に改称された後、300形は廃車となり全車両が解体された。車両は導入時以降、台車の変更、屋根の鋼板化、冷房化など各種の改造が施されている。また、300形の前部は貫通形だが(写真01)、一部の車両は非貫通形に改造されてフロントマスクが大きく変わった(写真02)。

本稿の写真は全て宮地岳線が部分廃止される直前の2007(平成19)年3月に、廃止区間の西鉄新宮〜津屋崎間で撮影した。スライドショーの順番は下記の写真01~04に示す編成順である(数字は車体番号)。311-361編成については、廃止直前に記念電車としてカッティングシートで模様とメッセージの文字が描かれた(写真04)。

305-355編成

【01】305-355編成
307-327-357編成

【02】307-327-357編成
309-359編成

【03】309-359編成
311-361編成

【04】311-361編成

データ

製造:近畿車輛、汽車製造、日本車輌製造、川崎車輛(現・川崎重工業)
製造年:1948(昭和23)年
撮影場所:西鉄宮地岳線の沿線(福岡県糟屋郡新宮町、古賀市、福津市)
撮影:2007(平成19)年3月

リンク

  1. 西鉄300形電車(鉄道) ウィキペディア

作成日:2014/10/2、最終更新日:同左

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