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西鉄8000形電車「旅人」

概要

西日本鉄道(西鉄)の8000形電車は、大牟田線(現・天神大牟田線)の特急用として1989(平成元)年に導入された。製造は川崎重工業。この電車は2000形の後継なので本来は3000の型番が振られるところだが、導入前年の1988(昭和63)年が前身の九州電気軌道時代から数えて西鉄の創業80周年にあたることから、8000形と命名された。ちなみにその後、3000〜7000番台の電車が順次登場している。

8000形は6両編成で6本が在籍するが、そのうちの1編成が「旅人」(たびと)という観光列車に改装され、2014(平成26)年3月から太宰府線で運用されるようになった。本稿に掲載しているのは全てこの「旅人」の写真である。太宰府線は天神大牟田線の二日市駅から太宰府駅まで延びる全長2.4kmの短い路線で、福岡都市圏の通勤・通学路線とともに太宰府天満宮への参詣線という役割がある。「旅人」の導入は天満宮を中心とする太宰府市の観光促進の一環。命名は太宰府天満宮宮司の西高辻信良氏による。

改装の主な内容は、車体の外部・内部のラッピング、一部座席の生地の張り替え、車内に土産物のショーケースやスタンプ台を設置、である。ラッピングについてもう少し説明すると、外部は淡いピンクの下地に白で「麻の葉」の和文様を施した上で、各車両に太宰府の観光名所のイラストを入れている(写真01〜02)。内部は6両すべての壁・天井にそれぞれ異なる和文様を施している(写真03~04)。詳しくは西鉄の公式サイトを参照されたい(リンク1)。

photo01

【01】九州国立博物館
photo02

【02】太宰府天満宮
photo03

【03】七宝文様
photo04

【04】梅文様

データ

製造:川崎重工業
製造年:1989(平成元)年
撮影場所:西鉄太宰府線 西鉄二日市駅(福岡県筑紫野市)、太宰府駅(太宰府市)
撮影:2014(平成26)年3月

リンク

  1. 西鉄くらしネット
  2. にしてつWebミュージアム歴代車両図鑑・電車編 > 天神大牟田線・太宰府線・甘木線(現役)8000
  3. 西鉄8000形電車 ウィキペディア

作成日:2014/10/4、最終更新日:同左

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