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原町団地

概要

原町団地は福岡県北九州市若松区の住宅街にある団地だ。1962(昭和37)年竣工と古い上に戸数も60戸と少ないため、都市機構(UR)は原町団地については用途転換の方針を決定している。2014(平成26)年現在、UR九州エリアのウェブサイトを確認すると、一般賃貸と定期借家どちらのリストにも同団地は載っていないことから、既に募集停止とみられる。
 
若松区は1963(昭和38)年に北九州市が誕生した際、若松市から若松区となった。ここは戦前から石炭積出港や工場地帯として栄えた地域で、労働者の住宅需要は昔からあったが、平地が少ないことと古い家屋が密集しているため、北九州市の他区と比べると団地の規模が小さい。若松市 / 区における初期の公団住宅を見ると、原町団地の60戸の他、藤ノ木団地(1956・昭和31年)が100戸、小石団地(1957・昭和32年)が40戸といずれも小規模にとどまっている。また、藤ノ木団地の住棟は2階建て、小石団地は旧公団では珍しい平屋建てであり、旧若松市の公団住宅としては原町団地でようやく中層棟が建設されたことになる。

データ

住所:福岡県北九州市若松区原町12
竣工:1962(昭和37)年
戸数:60戸
 
作成日:2014/8/13、最終更新日:同左

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