三菱古賀山炭鉱 ホッパー

概要

古賀山炭鉱のホッパーは唐津線多久駅近くの線路沿いに建っている。また、ホッパーの背後には数階建ての建物がある。現在、これらの遺構の周囲は産業廃棄物処理場になっていて立ち入りはできないが、線路の反対側の駐車場からホッパーの全体像は見ることができる。九州に現存するホッパーとしてはかなり大きい方だろう。

現役時代はホッパーの下に引き込み線が延びており、ここで貨車（石炭車）に石炭を積んで各地に輸送していた。当時の航空写真が読売新聞九州版のサイトに載っている。これを見ると分かるようにホッパーの背後の山はボタ山である。ボタ山の中にはシックナーなどの遺構も残っていて、藪をかき分ければ接近できるようだ。

データ

住所：佐賀県多久市北多久町
撮影：2009年5月
カメラ：Nikon D50 + SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC