六連島灯台
概要
六連島(むつれじま)灯台は、山口県下関市から北西に約5km沖合に浮かぶ六連島にある灯台である。江戸幕府は、兵庫(現在の神戸)の開港に伴い、5カ所の灯台の整備するという大坂約定(大坂条約)をイギリスと締結。幕府から政権を引き継いだ明治政府の元で、六連島灯台をはじめ5基の灯台は完成した。
当時の日本には近代的な灯台の知識がなかったので、明治政府はイギリス人技術者のブラントンに灯台の設計や体系の構築を依頼した。六連島灯台はブラントンが手掛けた26灯台のひとつだ。建物の構造は、石造の上に鋼板製の円筒形構造物が載っていて、1階には半円形の建屋が付属している。建物はほぼ竣工当時のままだが、ライトは更新されている。
スライドショーの写真は、一般公開で見学したときの撮影である。
データ
住所:山口県下関市六連島
設計:リチャード ヘンリー ブラントン(Richard Henry Brunton)
竣工:1872(明治4)年
撮影:2006(平成18)年9月
リンク
- 六連島灯台、リチャード・ブラントン ウィキペディア
- 海の道しるべ > 明治期に建設された灯台25 六連島灯台