福岡食糧事務所門司倉庫（外部）

概要

倉庫の延床面積は約1万m2。国の備蓄米倉庫という用途上、かなりの規模である。10棟の切妻屋根が連続する光景はなかなか壮観だ。倉庫は岸壁と臨港線に面しており、船と鉄道の両方で米の輸送ができるようになっていた。妻側（側面）は白いタイル貼りで、けらばにはスクラッチタイルが貼られている。赤い屋根瓦との対比が美しい。

臨港線（正確には田野浦公共臨港鉄道から分岐する専用線）が倉庫の敷地内を通過して港湾部の工場まで延びており、かつては貨物列車が走行していた。現在は門司港駅近くの九州鉄道記念館駅から関門海峡めかり駅までの区間が門司港レトロ観光線として再生、その先は廃線だが倉庫の敷地内や港湾部の一部にレールが残っている。

データ

カメラ：Nikon D50 + SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC