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博多千年門

概要

冒頭のページで述べたとおり、博多千年門は江戸時代にあった辻堂口門にちなんでいることから、そのデザインも辻堂口門に倣って四脚門(よつあしもん / しきゃくもん)という形式が採用されている。四脚門は、2本の本柱の前後に袖柱を2本ずつ配置した合計6本の柱から成り立つ構造で、鎌倉時代以降、格式の高い門として広く使われた形式である。ただし、欄間に博多織の献上柄模様(写真04)を施すなど、博多千年門は必ずしも建築史的に正確な復元というわけではない。

観光客に向けたウエルカムゲートの性格上、博多駅側が門の表(おもて)にあたり、反対側は見返りと呼ぶ。両面それぞれに扁額が掲げられていて、表側の「博多千年」の揮毫(写真02)は太宰府天満宮宮司 西高辻信良氏、見返り側の「萬年正続(まんねんしょうぞく)」(写真03)は中国杭州市の径山萬壽寺(きんざんまんじゅじ)の現住職 戒興(かいこう)氏による。

門は2014(平成26)年3月にいちおう完成したが、扉の製作が間に合わなかったため、当初は扉が付いておらず、同年6月に設置された。ウエルカムゲートということで基本的に扉は開いた状態のままに置かれている。このページの写真は前半が扉無し、後半は扉有りの姿である。

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【01】博多千年門
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【02】「博多千年」の扁額
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【03】「萬年正続」の扁額
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【04】博多織の模様

データ

撮影:2014(平成26)年3月・7月

リンク

  1. 博多の魅力博多寺社町のウエルカムゲート 「博多千年門」「博多千年門」また見に来んしゃい!

作成日:2014/4/19、最終更新日:2014/8/9 博多千年門と承天寺通りを別ページに分離、扉設置後の写真を追加。

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