油須原駅
概要
油須原(ゆすばる)駅は平成筑豊鉄道田川線の駅である。豊州鉄道が1895(明治28)年にこの路線を開業した当時の駅舎が現在も使われている。建具がアルミ製に替えられたりしているが、おおむね建設当時の状態が良好に保たれており、歴史的価値が高い。建物は切妻屋根に下屋が付くシンプルなデザインで、柱に少しだけ装飾らしきディテールが見られる。
1963(昭和38)年まで貨物が取り扱われていた他、油須原線という路線がこの駅で接続する計画もあった(未成線に終わる)。そのため、現在の閑散とした風景とは不釣り合いなほど広い構内を有している。
データ
住所:福岡県田川郡赤村大字内田
竣工:1895(明治28)年
撮影:2011年2月
カメラ:Nikon D50 + SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC