枝光橋梁
概要
枝光(えだみつ)橋梁は、八幡製鐵所専用鉄道 炭滓線 / くろがね線における最も大きな橋梁だ。製鉄所の八幡地区を出たくろがね線はJR鹿児島本線と短い区間を併走した後、枝光駅の南で分かれて東に大きくカーブする。そのカーブに枝光橋梁は位置する。冒頭のページで述べた通り、枝光橋梁をはじめとするくろがね線の構造物は沼田尚徳(ひさのり)ら八幡製鐵所土木部が設計した。開通は1930(昭和5)年。なお、線路は枝光橋梁の隣に1972(昭和47)年に竣工した新枝光橋梁に移動、旧橋はパイプライン用に変わっているが、本稿は旧橋の方を詳述し、新橋は軽く触れるにとどめる。
枝光橋梁は大きく分けるとアーチ橋と高架橋で構成されている。詳細はそれぞれのページを参照されたい。
データ
住所:福岡県北九州市八幡東区枝光1・2
設計:沼田尚徳 / 八幡製鐵所土木部
竣工:1930(昭和5)年
参考文献
- 『北九州の近代化遺産』北九州地域史研究会、弦書房
- 『福岡県の近代化遺産』福岡県文化財調査報告書第113集、福岡県教育委員会
リンク
- 土木学会 > デジタルアーカイブス > 歴史的鋼橋集覧 > 歴史的鋼橋調査台帳 > 福岡県 > A2-003 枝光橋
- 弥生の森の散歩径 > 橋の散歩径 > 枝光橋
- あなたの知らないかも知れない世界 > 過去の橋・現在の橋・未来の橋
作成日:2013/10/13、最終更新日:2014/12/29 アーチ橋と高架橋に記事を分割・再構成し、写真の追加・差し替えを行う。